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GPTにジョブ理論のシェイク屋さんの問題を出した結果|イノベーティブな課題設定がGPTにできるのか



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最近、ジョブ理論のシェイク屋さんの事例を聞いたので、試しに、シェイク屋さんの繁盛した理由となる「通勤者の腹持ち」がGPTくんで予想ができるのか試してみた。

前提として

ジョブ理論とは

ジョブ理論は、ユーザーが製品やサービスを購入・利用する目的(ジョブ)を理解する考え方です。これにより、ニーズを満たす価値提案を開発し、イノベーションや改善を促進します。ユーザーのタスクや課題にフォーカスすることで、競合他社と差別化された製品やサービスを提供することが可能になります。

シェイク屋さんの事例について

ジョブ理論の事例としてよく挙げられるシェイク屋の例では、ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授が、あるファーストフードチェーンがシェイクの売り上げ向上を目指すプロジェクトを分析しました。彼らはまず、シェイクの購入動機や状況を調査し、その結果、多くの消費者が朝の通勤時間帯にシェイクを購入していることが分かりました。

ジョブ理論を適用すると、このシェイクが達成する「ジョブ」は、「通勤中の空腹を満たし、食事として機能する」ことです。シェイクは腹持ちが良く、持ち運びやすいため、朝の通勤時間帯に適した食事の代替品として機能していました。

このインサイトを元に、ファーストフードチェーンはシェイクのレシピや提供方法を改善し、朝の通勤客に特化した商品を開発しました。その結果、シェイクの売り上げが向上しました。この事例は、ジョブ理論が製品やサービスの改善にどのように役立つかを示しています。

では、GPTとのやり取りです。


私曰く

早朝、あるシェイク屋さんはドライブスルーで常に行列ができます。そのシェイク屋さんは、ベッドタウンにあり、多くの出勤途中の会社員がドライブスルーで利用します。このシェイクやはどのようなユーザインサイトにマッチし繁盛していると考えられますか?

GPT曰く

そのシェイク屋さんが繁盛していると考えられるユーザインサイトは以下のようなものです。

速さと利便性:出勤途中の会社員は時間が限られており、迅速にサービスを受けたいというニーズがあります。ドライブスルーで手軽にシェイクを購入できる点が、利便性を求めるユーザーにマッチしています。


栄養と健康:会社員は、栄養価が高く、健康に良い食事を求める傾向があります。シェイク屋さんが提供するシェイクが、栄養価が高く、健康に良いとされる成分を含んでいる場合、このニーズに応えていると言えます。


手軽さ:出勤途中の会社員は、手軽に摂取できる食事を求めています。シェイクは持ち運びやすく、飲みながら移動できるため、このニーズに適合しています。


おいしさ:美味しいシェイクを提供している場合、ユーザーはリピートして利用しやすくなります。美味しさが評判になることで、新規顧客も惹きつける効果があります。


習慣化:朝のシェイクを習慣化しているユーザーが多い場合、定期的に利用することで繁盛する要因となります。また、習慣化することで、口コミ効果も期待できます。

これらのユーザインサイトにマッチするサービスや商品を提供することで、シェイク屋さんは繁盛していると考えられます。

私曰く

答えは、シェイクは腹持ちがよく、通勤時間の空腹を都合よく満たすことだったそうで、この考え方をジョブ理論というようですが、正しいですか?

GPT曰く

はい、その通りです。ジョブ理論(Jobs-to-be-Done theory)とは、ユーザーがある製品やサービスを購入・利用する際、それが実際に何を解決し、どのような目的(ジョブ)を達成するのかを理解することを目指す考え方です。この理論を用いると、製品やサービスがユーザーのニーズにどのように応えるかを把握しやすくなります。

シェイク屋さんの例では、ジョブ理論を適用すると、シェイクが通勤時間の空腹を都合よく満たすというジョブを達成していることがわかります。腹持ちが良いシェイクによって、ユーザーは満足感を得られ、朝の通勤時間を快適に過ごすことができると言えます。このようにジョブ理論を用いることで、製品やサービスがユーザーにどのような価値を提供しているかを明確に理解し、改善やイノベーションのアイデアを見つけることが可能になります。

私曰く

ChatGPTさんのユーザインサイトの回答には「腹持ち」に関しては記載がなかったのですが、その理由は何と考えられますか?

GPT曰く

私の以前の回答に「腹持ち」に関する記述がなかった理由は、質問に対する解釈と回答の焦点が異なっていたためです。私は、シェイク屋さんが繁盛している理由として、さまざまなユーザインサイトを考慮して回答を提供しましたが、「腹持ち」に特化した観点が含まれていませんでした。

ジョブ理論を用いた質問への回答では、「腹持ち」が重要な要素であることが明らかになりました。シェイク屋さんが提供するシェイクが、通勤時間の空腹を都合よく満たすことが、ユーザーにとって重要なニーズを満たすポイントであることが理解できます。

私の回答が十分に質問に答えられなかったことをお詫び申し上げます。今後は、より的確な回答を提供できるよう努力してまいります。

私曰く

どのような問を設定したら「腹持ち」に関しての回答がGPTさんから得られたと思いますか?

GPT曰く

「腹持ち」に関する回答を得るためには、質問をより具体的に「腹持ち」に焦点を当てた形で設定すると良いです。例えば、次のような質問が考えられます。

「朝の通勤客が利用するシェイク屋さんが繁盛している理由の一つとして、シェイクの腹持ちについて教えてください。」

このように質問を設定することで、回答が「腹持ち」に関連した内容になる可能性が高くなります。その結果、朝の通勤客がシェイク屋さんを利用する理由として、腹持ちの良いシェイクがどのように役立っているかについての回答を得られるでしょう。


世の中にある問題はほとんどの場合がすでに誰かが取り組んでいて、解決されている、または解決が難しすぎて解決できていないのどちらかという話をきました。そこで、私が確認したかったこととして、シェイク屋さんのような地球温暖化に比べ身近なテーマに関しては、いわゆるインサイトという直接的なニーズでなくて、言語化も困難なものであっても、ある程度、既知の事実の組み合わせでGPTでもわかるんじゃないかと思ったためでした。

ところがやっぱり、そこは難しいようですね。まだ人間のほうが抜けているポイントですね。
なぜ、GPTがそこがわからなかったかはおそらく、ガーベッジIN、ガーベッジOUTで私の問が雑だったという可能性も高いですが、イノベーティブな課題設定をする上でも、イノベーティブな問をGPTにしないといけなかったのかなとちょっと反省。

引き続き、この路線でイノベーティブな課題設定を彼ができるのか試してみようかと思います。