Google Analyticsではイベントトラキング設定というものがあり、用途として外部サイトへのジャンプをトラッキングする方法として使えるので、ここに紹介します。
通常、Google Analyticsでは離脱した際の、ジャンプ先についてはわかりませんが、この機能を使えば実現できます。
使用例として自分のブログのアフィリエイトのジャンプ先のカウントや、Twitter/facebookファンページへのジャンプのカウントがわかりやすいところかもしれません。
仕組みは、javascriptで一般的に使えるイベント(onclickとかonmouseとか)が発行された時に、ga関連の関数にトラッキングさせたい情報を引数に渡すだけです。
こちらのサイトに非常にわかりやすく書いてあるのでご参照あれ。
使用例
<a href="http://google.com/" onclick="_ga('send', 'event', 'link' ,'click', 'http://google.com', 1);"> ここをクリック</a>
上記のようにすると http://google.comへのジャンプを1カウントとして記録されます。これで離脱先のURLと離脱回数がわかります。それぞれ以下の様な意味づけで使用するのが一般的ですが、好きなように値を指定してよいかと思います。
ga('send',
'event',
タイプ(ボタン、リンクとか),
動作,
ラベル("ボタン1"、"ボタン2"とか),
値(数字)
);
'send', 'event'は命令としてセットなのでそのまま使います。
上記は、書き方の一例ですが、他にも複雑な情報を渡す書き方があるので詳しく知りたい方はこちらも参照ください。
ただ、全部のリンクにこんなコードを書いていては面倒なので、jqueryを使って以下のように書くとaタグのhrefの値を取ってきて、イベントのラベルとして自動的に当てはめてくれるので便利です。
$(function(){ $("a").click(function(){ var next_url = $(this).attr('href'); if(next_url.indexOf('http') == -1){ }else if(next_url.indexOf('あなたのサイトURL') == 0){ }else{ ga('send', 'event', 'link' ,'click', next_url, 1); } }); });
【参考】
イベント トラッキング | ウェブ向けアナリティクス(analytics.js) | Google Developers
GoogleAnalyticsのイベントトラッキングを_gaq.pushからgaに変更する方法 ≫ 使い方・方法まとめサイト - usedoor

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